着付け教室がなくても着物が着られる世界へ

「着物って難しそう」
「私には無理」
「ちゃんと習わないと着られない」

そんな声を、私はこれまで何度も聞いてきました。

でも、ずっと不思議だったのです。

実は、着付け教室というものは、もともとはありませんでした。

かつての日本では、
誰もが当たり前に、自分で着物を着ていました。

子どもの頃から着物を着せてもらい、
親や周りの大人が着物を着る姿を目にし、
暮らしの中で、自然と着物の着方を身につけていく。

特別な資格も、特別な教室もなく、
着物は「当たり前に着るもの」だったのです。

現代で考えると、
洋服の着方を学ぶために、わざわざ教室へ通うことはありませんよね。
本来、着物も同じだったはずなのです。


目次

「着物は難しい」という思い込み

今はどうでしょう。

  • 着物って難しそう
  • 私には無理
  • 着物は、ちゃんと習わないと着られない

そんな思い込みが、あたりまえのように広がっています。

でも私は、ずっと違和感がありました。

着物って、本当にそんなにハードルの高いものなのでしょうか?


きものABCが、最初にやっていること

私が運営している「きものABC」は、
ただ「きれいに着る」「正しく着る」ことだけを目的とした教室ではありません。

まず最初にやるのは、
〈着物に対する思い込み〉を外すこと。

  • 着物は苦しいもの
  • 着物は我慢するもの
  • 着物は特別な人のもの

そうやって、
「自分には着物なんてムリ」と思い込んでしまった気持ちを、
一つずつ、そっとほどいていきます。

「これなら、私にもできるかも」
そう思ってもらえるように、
着物への入り口を、やさしくひらく。

それが、私の役割だと思っています。


生徒さんたちが見せてくれた、理想の世界

今朝、とても嬉しい出来事がありました。

生徒さん同士で、
着物のオンライン練習会を開いてくださっていたのです。

日頃から着物を着ている受講生さんが、
お正月の朝、着物を着られるようにと、
ほかのメンバーに声をかけ、
「一緒に着物を着る時間」を作ってくださいました。

誰かが先生で、誰かが生徒、ではなく、
ただ「一緒に着物を着てみる」時間。

それを知ったとき、
心から思いました。

あぁ、これが私が本当に見たかった世界だな。


私が本当に見たい未来

私が目指しているのは、

着付け教室がなくても、
誰もが当たり前に着物を着られる世界。

着られる人が、
次の人へ、自然に手渡していく。

暮らしの中で、
静かに受け継がれていく着物。

その延長として、
小学校や中学校で浴衣に触れる授業があったらいいな、とも思っています。

大人になってから「初めて」で戸惑うのではなく、
子どもの頃に着物に触れた記憶が、心のどこかに残っている。

それだけで、
着物はぐっと身近なものになります。


2026年、きものABCのミッションとビジョン

きものABCのミッション

私のミッションは、
「着物は難しい」「私には無理」
という思い込みをほどくこと。

きれいに着ることよりも先に、
苦しいもの、我慢するもの、特別な人のもの、
というイメージを外していく。

「これなら、私にもできるかも」
そう思える入り口を、
そっと差し出すこと。

それが、きものABCの役割です。

きものABCのビジョン

私が本当に見たい未来は、
着付け教室がなくても、
誰もが自然に着物を着られる世界。

「習わなきゃ」ではなく、
「やってみようかな」で始まる文化が、
もう一度、日常に戻ってくること。

そのために私は今、
“教える人”であると同時に
“入り口をひらく人”でありたい

と思っています。


さいごに

もし、
「着物、気になるけど難しそう」
そんな気持ちが少しでもあるなら、

その時点で、
もう十分、入り口に立っています。

着物は、
見て、触れて、真似して、
暮らしの中で自然に身についていくもの。

きものABCは、
そのやさしい循環を、
今の暮らしの中でもう一度、育てていきたい。

ゆくゆくは、
着付け教室がなくても
誰もが自然に着物を着られる世界になる。

でも今はまだ、
「私には無理かも」
「ちゃんと習わないと着られない」
そんな思い込みを抱えている人も多いのが現実です。

だから、まずは。

着物のこと、少しでも気になっているなら、
難しく考えなくて大丈夫。

きものABCに、気軽に相談してください。

着物への入り口を、
一緒に、やさしくひらいていけたら嬉しいです。

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